プロフィール
- 名称:大型中空土偶
- 愛称:縄文のエンジェル
- 出土地:菩提横手遺跡
- 時期:縄文時代後期中葉(約3,500年前)
- 所蔵:神奈川県教育委員会
- 大きさ:25×12センチ
概要
とても珍しい、中空(内部が空洞)で、大形で、自立する土偶です。2018年と、比較的最近神奈川県秦野市の菩提横手遺跡で出土しました。
発見されたときは頭部と胴体は離れた場所にあり、左足の一部と左腕も欠けていましたが復元され今の形に。胴体は筒型で正面と側面に貫通した穴が開けられ、縄文らしい文様が刻まれています。
上を向いた丸い鼻、丸くポカンと空いた口など、その可愛らしさから展示の際には国宝の「縄文のビーナス」にあやかった「縄文のエンジェル」と呼ばれ、親しまれました。