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どばんくん(仮)

秋田のストーンサークルの人気者、どばんくん。 粘土で作られた平らな土製品のことを「土版」と言います。(「土板」と表記するのは誤りのようです) この土版についた表裏の穴を見ると、1から6までの数になっており、縄文時代の計算機だったのではないかという説もあるようです。

ちびーなす

平成23(2011)年に行われた諏訪原遺跡の調査の際に出土したものです。 5.3cmというミニサイズながら、乳房と正中線、そして縄文時代中期に作られた中部地方特有の切れ長のつり上がった目、弓なりにつながった眉、下半身に刻まれた左右対称の模様を持っています。

しゃがむ土偶(ぴ〜ぐ〜)

特徴的な頭の形と膝を立てストレッチをしているようにも見える姿勢、高さ21.3cmと縄文土偶の中では大型で、とても印象深い代物です。繋がった眉と鼻、ぽってりとした唇、山の形ともいえる頭部は「山形土偶」と言われる土偶の特徴を備えています 。

土製耳飾り

耳飾りと聞くと小さなものを想像しますが、この土製耳飾りは日本最大級、なんと9.8cmもある大きなサイズの縄文時代のアクセサリーです。 縄文の人々はピアスのように耳に穴をあけて耳飾りをつけていたようです。 この鮮やかな色はベンガラを使用して彩色され、透かし彫りの技法で粘土に複雑な造形が施されています。

カックウ

大型の土偶で、中空土偶としては国内最大の土偶です。頭部の装飾と両腕が発見されていませんが(一応発掘した所の土は全てふるいにかけて探したそうですが見つからず)、全体像がわかり当時の精神性をうかがうことができます。

合掌土偶

膝を立てて座り祈るように手を合わせる姿勢を写実的に表現し、仮面を付けているとされる土偶です。赤彩がところどころ残り、壊れた足はアスファルトで補修したあとがある、他に出土したものと異なり唯一完全な形に復元できたという事をからもこの土偶が特別な存在だった事がうかがえます。

大型板状土偶

6本の柱が立つ縄文時代の遺跡の写真を、歴史の教科書で一度は見たことがあるのではないでしょうか。それが掘立柱建物跡で有名な青森県青森市の三内丸山遺跡です。三内丸山遺跡では、体が板のように扁平につくられた板状土偶と呼ばれる土偶が多数発見されています。こちらの板状土偶は、その中でも最大級の大きさです。

ミス石之坪

石之坪遺跡の竪穴住居内の貯蔵に使われたと考えられる穴の底から、凹石(くぼみいし)などの4点の石器と共に発掘されました。ていねいに磨かれたなめらかな肌を持つ土偶です。「美肌土偶」と呼ばれることもあるそう。頭部は中空で、胸部以下は欠損し、発見されていません。全体ではかなり大型の土偶であったと考えられます。

真福寺貝塚のみみずく土偶

顔の表現が鳥のみみずくに似ていることから「みみずく土偶」と呼ばれるタイプの土偶のひとつ。目、耳、口は円盤を貼り付けて表現しています。耳は耳飾り、頭部の突起は結った髪型や櫛をさしている状態を表現していると考えられています。張り出した両肩と短めの腕、胴体のくびれ、再び張り出す腰という体に鋸歯文や縄文で装飾が施されています。縄文時代の髪型や服飾、装身具などを表す資料としても貴重な土偶です。

黒駒土偶

三角形の口、アーモンド型のつり上がった目、半円形の左右の眉毛がつながった部分に、小さな点で作られた鼻が施されています。猫の耳のように見えるのは、束ねた髪の毛を表現しているのだとか、顔に見られる線の表現は入れ墨を表現したものとも考えられています。
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