壺を持つ妊婦土偶

壺を抱く妊婦土偶

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プロフィール

愛称:壺を持つ妊婦土偶
出土地:長野県岡谷市・目切遺跡
時期:縄文時代中期
収蔵:岡谷美術考古館
大きさ:14.8cm
指定:岡谷市指定有形文化財

概要

縄文時代・中期中葉に見られる”ポーズ土偶”の一例です。
左脇に深鉢形土器を抱えているのが特徴で、同じような土偶は何体か出土してますが、完全な姿で見つかっている例は2022年現在、この土偶のみです。

頭・胴体・脚がバラバラの状態で見つかっており、粘土の塊をつなぎ合わせて作る「分割塊製作法」を示す貴重な資料として、岡谷美術考古館ではバラバラの状態のまま展示されています。

どっしりとした下半身で膨よかな造形は、妊娠した女性を表し、豊穣と安産を祈るためのものとされています。

収蔵施設情報

岡谷美術考古館

住所 〒394-0027 長野県岡谷市中央町1-9-8
TEL 0266-22-5854
FAX 0266-22-5856

参考リンク

岡谷美術考古館

参考資料

日本の美術No.526 16頁