プロフィール
- 愛称:「しゃかちゃん」「しゃっこちゃん」など
- 出土地: 山梨県釈迦堂遺跡
- 時期:縄文時代前期〜後期
- 収蔵: 釈迦堂遺跡博物館
- 指定区分: 重要文化財
- 1116点中、前期7点、中期1108点、後期1点
概要
釈迦堂遺跡では、縄文人たちが作り出した30トンにも及ぶ土器や土偶が出土しています。 この内5,599点が国の重要文化財に指定されています。土偶だけでも1,116点もの数を誇り、1遺跡からの出土数としては、日本有数の出土数となっています。
出土した土偶を部位別に数えると、頭部が190点、胸部が168点、腕132点、胴から足にかけての部分が626点、見つかっています。
頭部の表現を見てみると、表情の可愛いらしいものから、人間離れしたようなものもあり、髪を結った表現や、耳飾りの表現も見れれます。胴や足の文様は衣服や刺青を表したものだと考えられています。
その全てが異なった形をしており、様々な文様が施されています。
また、中空の頭部に玉が入った、土鈴のような土偶頭部も見つかっています。
1116点の中には「しゃこちゃん」「しゃっこちゃん」などの愛称がつけられており、釈迦堂パーキングエリアでは石製のオブジェを見ることができます。
収蔵施設情報
〒405-0054
山梨県笛吹市一宮町千米寺764
TEL: 0553-47-3333
参考リンク
参考資料
「千百十六~釈迦堂の1116点の土偶たち」
(釈迦堂遺跡博物館開館30周年記念特別展図録)