しゃがむ土偶(ぴ〜ぐ〜)

しゃがむ土偶

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プロフィール

出土地:福島県福島市上岡遺跡出土

時期:縄文時代後期・紀元前2000~1000年

収蔵:じょーもぴあ宮畑 体験学習施設

大きさ:高さ21.3cm 幅:11.5cm

概要

特徴的な頭の形と膝を立てストレッチをしているようにも見える姿勢、高さ21.3cmと縄文土偶の中では大型で、とても印象深い代物です。繋がった眉と鼻、ぽってりとした唇、山の形ともいえる頭部は「山形土偶」と言われる土偶の特徴を備えています 。
独特なこの姿勢は縄文人の祈りのポーズとも、座って子供を出産する姿勢、座産の様子とも推定されています。縄文遺物には妊婦や出産に関わるモチーフが非常に多いので、十分に考えられます。横から見ると腹部が膨らんでいるのがわかります。組んだ腕にはどういった意味があるのか、想像力を掻き立てられますね。
土偶としては写実的で、肩や背中、長い腕と足には入れ墨やボディーペインティングとも見える施文が認められ、性器の周りにはパンツをはいているように見える文様もあります。当時のファッションもうかがうことができる大変興味深い造形です。
文化庁はこの土偶を縄文時代の文化や習俗を復元するうえで非常に貴重な資料だとして、平成23年に国重要文化財に指定しました。

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収蔵施設情報

じょーもぴあ宮畑

〒960-8201

福島県福島市岡島字宮田78(体験学習施設所在地)

TEL:024-573-0015

参考リンク

福島市公式ホームページ

文化遺産データベース

参考資料

にっぽん全国土偶手帖 P50

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