椎塚貝塚の山形土偶

椎塚貝塚の山形土偶

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プロフィール

出土地:茨城県稲敷市・椎塚貝塚
時期:縄文時代後期
収蔵:大阪歴史博物館
大きさ:高さ12.2cm

概要

椎塚貝塚は明治時代から著名な遺跡で、東京人類学会が「遠足会」と呼ぶ採取・発掘会がたびたび開催されていました。
この土偶は1907年(明治40年)に採取されたもので、発見時は右腕部分、右胸、頭頂部が欠損していたようです。

土偶の分類の中では「山形土偶」と呼ばれるもので、豊満な体型が特徴。頭部分の山のような形が名前の由来です。
胸の乳房は身体に似合わないほど豊かに表現されており、お腹が大きく膨らんでいます。
正中線は粘土紐で盛り上がっており、腰にあたる部分にはギザギザの模様(鋸歯状文)が施されています。

椎塚貝塚で発見された土偶のうち36点が、大阪歴史博物館に収蔵されています。

収蔵施設情報

大阪歴史博物館

〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32
TEL:06-6946-5728
FAX:06-6946-2662

参考リンク

参考資料

縄文/一万年の美の鼓動 260頁

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