お魚土器(真脇式土器)

お魚土器

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プロフィール

名称:真脇式土器
愛称:お魚土器
出土地:石川県鳳珠郡能登町・真脇遺跡
時期:縄文時代前期末葉
収蔵:真脇遺跡縄文館
区分:国指定重要文化財

概要

大きくせり出した4つの口縁部分が筒型の構造になっていることが特徴的な土器です。V字に開いた先端と丸い文様が魚の顔に見えることから、調査時から「お魚土器」の愛称で親しまれていました。
口縁部の緻密な文様は「結節浮線文(けっせつふせんもん)」と呼ばれ、粘土紐に竹管のような道具を連続して押し当てることで描かれます。

同じ特徴を持つ土器は関東から東北まで幅広く見られますが、完全な形で見つかっているのは真脇遺跡だけです。
能登半島の富山湾に面した真脇遺跡は、縄文前期初めから晩期末まで、約4,000年間にわたって定住集落が営まれた貴重な遺跡です。

収蔵施設情報

真脇遺跡縄文館
住所 〒927-0562
石川県鳳珠郡能登町字真脇48-100
TEL 0768-62-4800
FAX 0768-62-4172

参考リンク