プロフィール
名称:石棒
出土地:緑川東遺跡
時期:縄文時代中期末~後期
収蔵:くにたち郷土文化館
大きさ:長さ:103~113cm 幅:12~14cm
概要
2017年9月15日に国指定重要文化財に指定されたのがこちらの大形石棒です。
石棒は磨製石器の一種で、国立市の緑川東遺跡から出土した石棒は、安山岩系の石材が使われています。
子孫繁栄・豊穣を祈ったと言われる縄文遺物の中でも、男性を模したとされ、土偶と同じく祭祀の道具だったと考えられています。
極めて稀なことに、破損のない完全な状態のものが4本並べられた状態で発掘されました。
これらの石棒が発見された遺構は住居跡ではなく、床面に河原石が敷かれた敷石遺構と呼ばれるものです。
収蔵施設情報
〒 186-0011 国立市谷保6231
TEL:042-576-0211