真福寺貝塚のみみずく土偶 顔の表現が鳥のみみずくに似ていることから「みみずく土偶」と呼ばれるタイプの土偶のひとつ。目、耳、口は円盤を貼り付けて表現しています。耳は耳飾り、頭部の突起は結った髪型や櫛をさしている状態を表現していると考えられています。張り出した両肩と短めの腕、胴体のくびれ、再び張り出す腰という体に鋸歯文や縄文で装飾が施されています。縄文時代の髪型や服飾、装身具などを表す資料としても貴重な土偶です。 2021.08.22
黒駒土偶 三角形の口、アーモンド型のつり上がった目、半円形の左右の眉毛がつながった部分に、小さな点で作られた鼻が施されています。猫の耳のように見えるのは、束ねた髪の毛を表現しているのだとか、顔に見られる線の表現は入れ墨を表現したものとも考えられています。 2021.08.22