子抱き土偶

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プロフィール

愛称:子抱き土偶(こだき土偶)
出土地:宮田遺跡
時期:約4,500年前(縄文時代中期)
収蔵:国立歴史民俗博物館,八王子市郷土資料館(レプリカ展示)
大きさ:高さ7.1cm

概要

子抱き土偶は昭和43年、八王子市川口町の宮田遺跡から発掘されました。約4,500年前の縄文時代中期のもので、乳児を抱いた土偶はとても珍しく、日本で初めての発見でした。

土偶本体の頭の部分は発見時にすでに欠けていますが、両腕に赤ちゃんをしっかりと抱きかかえている様が造作されています。お母さんは横座りをしており、単に子どもを抱いているというよりも、あたかも授乳をしているようにも見えます。
手足の表現がないところから、この赤ちゃんは何かで包まれていたのかもしれません。安産祈願の崇拝物なのでしょうか。当時の日常生活の一光景をうかがわせます。

発見当初は、上野の国立博物館・考古館に展示されていましたが、現在では千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館に収蔵されています。

収蔵施設情報

国立歴史民俗博物館
 〒285-0017 千葉県佐倉市城内町117
電話: 043-486-0123

八王子市郷土資料館(レプリカ展示)
〒 193-0832 東京都八王子市散田町2-37-1
電話番号042-629-9896  ファックス042-629-9897

参考資料

南高アラカルト
https://www.akanekai.org/alacarte/dogu.htm

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