日ノ浜遺跡のイノシシ形土製品

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プロフィール

  • 名称:動物土偶(イノシシ形土製品)
  • 出土地:北海道函館市 日ノ浜遺跡
  • 時期:縄文時代晩期
  • サイズ:高4.2×長5.6×幅2.2cm
  • 収蔵:市立函館博物館

概要

日ノ浜遺跡から出土したイノシシ形土製品は、イノシシの幼獣(ウリ坊)をかたどったと考えられています。
正面形から見ると三角形で胴は太く、脚は短くデフォルメされています。
眼や耳などは省略されていて、胴部分にはウリ坊の特徴である縞模様が施されています。
鼻部分の横には一本の線で牙が表現されています。

北海道にはイノシシは生息していなかったとされていますが、北海道各地の縄文遺跡からはイノシシの骨や骨角器などが出土いるため、当時のイノシシの生息分布や縄文人の交易を考える上で、貴重な資料だと考えられます。

収蔵施設情報

市立函館博物館
住所:〒040-0044 北海道函館市青柳町17−1
電話:0138-23-5480
FAX:0138-23-0831

http://hakohaku.com/

参考リンク

動物土偶 | 市立函館博物館デジタルアーカイブ
https://hakohaku-archives.c.fun.ac.jp/records/401347

日ノ浜遺跡出土の動物土偶|文化遺産オンライン
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/175976