プロフィール
愛称:ちびーなす
出土地:山梨県北杜市諏訪原遺跡出土
時期:縄文時代中期
収蔵:北杜市考古資料館
大きさ:高さ5.3cm
概要
平成23(2011)年に行われた諏訪原遺跡の調査の際に出土したものです。
5.3cmというミニサイズながら、乳房と正中線、そして縄文時代中期に作られた中部地方特有の切れ長のつり上がった目、弓なりにつながった眉、下半身に刻まれた左右対称の模様を持っています。
横から見ると小さな胸の膨らみやお腹の膨らみが確認できます。ぷりっとしたお尻、側面、背面に模様が施されています。
はじめ右手が欠損していましたが、これは発掘調査時にスコップが当たったことなどによるもので意図的に割られていたものではないとのことから、平成31年3月に修復が完了し、今は手が生えた状態で展示されています。
収蔵施設情報
北杜市考古資料館
〒409-1502 北杜市大泉町谷戸2414
TEL:0551-20-5505
参考資料
土偶界へようこそ 縄文美の宇宙 p22「2頭身の土偶」
土偶・コスモス P58
土偶展図録 P118