大型板状土偶

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プロフィール

出土地:青森県県青森市三内丸山遺跡出土
時期:縄文時代中期・紀元前3000〜2000年
収蔵:さんまるミュージアム(三内丸山遺跡センター)
大きさ:高さ32cm

概要

6本の柱が立つ縄文時代の遺跡の写真を、歴史の教科書で一度は見たことがあるのではないでしょうか。それが掘立柱建物跡で有名な青森県青森市の三内丸山遺跡です。

三内丸山遺跡では、体が板のように扁平につくられた板状土偶と呼ばれる土偶が多数発見されています。こちらの板状土偶は、その中でも最大級の大きさです。

十字形に作られた粘土板に頭部と両腕の表現がありますが、足の表現はありません。頭部の上側には結髪の表現があり、顔面は逆三角形。耳や口は穴で表現されています。後頭部には把手のような部分があり、吊り下げて使用されたとも考えられます。 胴体には当時の土器、円筒上層式土器とよく似た、撚り糸を押し付けてつけたと思われる装飾が見られます。

頭部と胴体が離れて出土したことから、わざと壊されたのではないかとも言われています。

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収蔵施設情報

さんまるミュージアム(三内丸山遺跡センター)
〒038-0031 青森県青森市三内字丸山305
TEL:017-766-8282
https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/

参考リンク

北海道・北東北の縄文遺跡群
https://jomon-japan.jp/jomon-sites/sannai-maruyama/

参考資料

特別展 縄文 ―1万年の美の鼓動 図録 p255「板状土偶」