千葉県木更津市で、加曽利貝塚博物館友の会主催による毎年恒例のイボキサゴ採集会が行われた。
イボキサゴは加曽利貝塚の貝層に含まれる貝殻のうち、約9割を占めるという小型の巻貝。
大きさは1~1.5cm程度で、出汁として使われたと考えられているが、実際の用途ははっきりとわかっていない。
この日は70名ほど参加者が集まり、網いっぱいにイボキサゴを採取して喜びの声をあげていた。
集めたイボキサゴは加曽利貝塚博物館に寄贈され、年間を通して学習や催事に利用される。
この日はおよそ150キロのイボキサゴが寄贈された。
砂に網をすくい入れると面白いほどに採れるイボキサゴ
注)採取場所では、漁業権のある貝類も多く生息しており、特別な許可を取って採取しています。
無断での採取は密漁とされ、漁業権侵害罪にふれる可能性があります。
記事作成:小林亨