2月半ば、Twitterでふと「飴で石器は作れるのか?」という話題が流れて来ました
そもそも石器とはどう作るものなのか?
簡単に言うと、石を石や鹿の角で叩いたりして割って作ります
割れて作った薄い石の欠片を、鹿の角などの道具で更に押すようにプチプチ割ると、更に石器らしく鋭くできます
ざっくりすぎる
そうやって私が作った黒曜石の石器で肉を切ってみた動画です
結構スパッと切れます
飴でこれをやりたい
何で飴かというと、石器製作者は割れるモノはとりあえず割ってみたくなる習性があります(炭、ローマングラス、氷etc..)
特に、へき開という特定の方向に割れやすい性質を持っていない石は大抵石器に出来るので大好物です
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B8%E3%81%8D%E9%96%8B
飴を舐めてる時に舌切ったことありません?
飴もへき開が無いんです
なら、飴を割れば石器みたいに出来るかもしれない
検索したら既に北海道で作った方が!
でもその人は氷点下で割っていたので、本州では溶けて難しいかも?
「これは割ってみないとわからないですね」
ということで、縄文ドキドキ会代表の小林さんが良さそうな飴を送ってくれました

頂いたべっこう飴
これを石器にします
*購入したい方はコチラ→金扇の割りべっこう飴 130g入り チャック付き袋入り
既に割ってある飴を、銅の棒を使った道具(鹿の角の代用)を押し当てて、飴の角が鋭くなるように割っていきます

割れた
飴だもの、割れるよね、粉々だけど
でも切れるのか?この石器飴

切れた
ということで、結果は、
飴で石器は作れる
なんなら肉も切れる
(すぐ溶けるけど)
ということが分かりました
切った飴と切られた肉は、料理に使って美味しく頂きました
ありがとうべっこう飴
ありがとう小林さん
そしてざっくりすぎる石器の作り方の詳細を知りたい方はこちら
大阪市立自然史博物館のなにわホネホネ団というサークルで、私の書いた石器の作り方の本を販売しています
縄文グッズに興味がある方はこちら
https://jomondoki.com/2021/02/22/7778/
飴を送ってくれた縄文ドキドキ会さんが、3/5から京東都ソラマチ店にて「縄文ドキドキ展」を開催されます
興味のある方はどうぞ
(私の石器は置いてないです)