漆製品 | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 縄文ドキドキ会は、ファン目線で土偶や土器をはじめとした縄文時代の魅力を発信するための愛好者団体です。 Tue, 13 Dec 2022 09:02:56 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.10 https://jomondoki.com/wp-content/uploads/2020/02/jomondokidokiFavicon-150x150.png 漆製品 | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 32 32 下宅辺遺跡の漆塗り弓 https://jomondoki.com/jomon-picturebook/urushi-yumi/ Sun, 19 Sep 2021 12:41:25 +0000 https://jomondoki.com/?page_id=8491

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プロフィール

名称:漆塗り弓
出土地:東京都東村山市 下宅部(しもやけべ)遺跡
時期:縄文時代後晩期(2700年〜4000年前)
収蔵:東村山市教育部ふるさと歴史館

概要

粘りと弾力のあるニシキギ属の木から切り出して、糸や樹皮を巻きつけたあと漆で塗り固めた弓。鮮やかな赤はベンガラと水銀朱が使われているそう。
漆塗り丸木弓は「飾り弓」とも呼ばれていましたが、握りと思われる箇所にこすれた跡があったり、漆を塗ることで撥水性が得られたり、強度も増すことから実際に狩猟に使われていたと思われます。

下宅部遺跡では、漆塗り弓だけでなく、漆塗りの髪飾りや杓子、漆塗り土器や、漆液で補修した土器なども出土しました。また、樹液を採取した跡のある漆の杭や顔料をすりつぶすための石器、パレットに使用した貝殻なども見つかっており、当時の漆塗り加工技術が非常に高いものであったことがわかっています。

収蔵施設情報

東村山市立八国山たいけんの里
〒189-0022 東村山市野口町3丁目48番地1
電話:042-390-2161
公開時間 9時30分から午後5時

参考リンク

縄文時代の漆
下宅部遺跡展 縄文の漆 2

下宅部遺跡の漆文化  重要文化財指定資料の中核

参考資料

縄文の漆の里・下宅部遺跡

Twitterアカウント

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カリンバ遺跡の漆塗り櫛 https://jomondoki.com/jomon-picturebook/karinba-urushi/ Sat, 28 Aug 2021 11:56:27 +0000 https://jomondoki.com/?page_id=8195

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プロフィール

  • 名称:漆塗り櫛
  • 出土地:史跡カリンバ遺跡
  • 時期:縄文時代後期末(約3,000年前)
  • 収蔵:恵庭市郷土資料館
  • 大きさ:約6×8センチ

概要

目にも鮮やかこのな赤は「ベンガラ」と呼ばれる顔料です。
櫛の歯の部分は腐食して残っていないものの、櫛の本体につややかな漆塗りが施されています。

恵庭市のカリンバ遺跡では、土抗墓や合葬墓など、複数の墓地が発見されました。
その中のある大型合葬墓で、漆塗りの装身具(櫛、腕輪、腰飾り帯など)が大量に見つかります。
埋葬されている人が身につけていたり、あるいは副葬品として一緒に入れられていたのです。

赤色、朱色、オレンジやピンクを使ったもの、それぞれに異なる模様の透かし彫りが施されたものなど、当時の美意識や漆工技術の高さが忍ばれる装身具が出土しています。

収蔵施設情報

恵庭市郷土資料館

住 所  〒061-1375  北海道恵庭市南島松157-2
電 話  0123-37-1288
開館時間 9:30〜17:00
休館日 毎週月曜日、祝日の翌日、毎月最終金曜日、12月29日〜1月3日

参考リンク

史跡カリンバ遺跡

カリンバ遺跡と恵庭市史料 DIGITAL ARCHIVE

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