動物形土製品 | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 縄文ドキドキ会は、ファン目線で土偶や土器をはじめとした縄文時代の魅力を発信するための愛好者団体です。 Tue, 13 Dec 2022 09:04:02 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.10 https://jomondoki.com/wp-content/uploads/2020/02/jomondokidokiFavicon-150x150.png 動物形土製品 | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 32 32 クマ形土製品(上杉沢遺跡) https://jomondoki.com/jomon-picturebook/kamizugizawa-kumagata/ Mon, 05 Sep 2022 08:57:21 +0000 https://jomondoki.com/?page_id=9812

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プロフィール

名称:クマ形土製品
出土地:岩手県二戸市・上杉沢遺跡
時期:縄文時代晩期末~弥生時代初頭
収蔵:二戸市埋蔵文化財センター
大きさ:高さ9.5cm、幅11cm、奥行き16.3cm、重量454g

概要

下アゴと左耳、脚部の一部が欠けているものの、ほぼ完全な形で発見されました。
胸にU字形の模様が施されているため、ツキノワグマを現していると考えられています。
お尻の部分が平たくなっており、立てた状態が本来の用途とされています。

このクマ形土製品が見つかった真下の層からは、小規模ですが焼けた土が見つかっています。
同じ遺跡から出土しているツキノワグマの焼骨と合わせて、何らかの儀礼的行為があったのかもしれません。

収蔵施設情報

二戸市埋蔵文化財センター

住所 〒028-6101 岩手県二戸市福岡字八幡下11番地1
TEL 0195-23-8020
FAX 0195-23-8044

参考リンク

参考資料

あにまるず-動物の考古学図鑑 71頁

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日ノ浜遺跡のイノシシ形土製品 https://jomondoki.com/jomon-picturebook/hinohama-uribou/ Sun, 22 May 2022 04:51:36 +0000 https://jomondoki.com/?page_id=9378

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プロフィール

  • 名称:動物土偶(イノシシ形土製品)
  • 出土地:北海道函館市 日ノ浜遺跡
  • 時期:縄文時代晩期
  • サイズ:高4.2×長5.6×幅2.2cm
  • 収蔵:市立函館博物館

概要

日ノ浜遺跡から出土したイノシシ形土製品は、イノシシの幼獣(ウリ坊)をかたどったと考えられています。
正面形から見ると三角形で胴は太く、脚は短くデフォルメされています。
眼や耳などは省略されていて、胴部分にはウリ坊の特徴である縞模様が施されています。
鼻部分の横には一本の線で牙が表現されています。

北海道にはイノシシは生息していなかったとされていますが、北海道各地の縄文遺跡からはイノシシの骨や骨角器などが出土いるため、当時のイノシシの生息分布や縄文人の交易を考える上で、貴重な資料だと考えられます。

収蔵施設情報

市立函館博物館
住所:〒040-0044 北海道函館市青柳町17−1
電話:0138-23-5480
FAX:0138-23-0831

http://hakohaku.com/

参考リンク

動物土偶 | 市立函館博物館デジタルアーカイブ
https://hakohaku-archives.c.fun.ac.jp/records/401347

日ノ浜遺跡出土の動物土偶|文化遺産オンライン
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/175976

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ビビちゃん(動物形土製品) https://jomondoki.com/jomon-picturebook/bibi_chan/ Fri, 17 Sep 2021 13:34:12 +0000 https://jomondoki.com/?page_id=8002

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プロフィール

  • 名称:動物形土製品
  • 愛称:ビビちゃん
  • 出土地:北海道美々貝塚(千歳美々4遺跡)
  • 時期:縄文時代晩期
  • 収蔵:千歳市埋蔵文化財センター
  • 大きさ:長31.5センチ

概要

その愛嬌のある姿と、発見された美々4遺跡から「ビビちゃん」という愛称で親しまれています。
表面全体が三叉文などの磨消縄文で装飾されており、部分的に赤彩が残っています。

体内は中空で、上部真ん中に丸い口のような穴があり、目、短めの手、脚がついているように見えます。
立っている状態だと一見何の動物かわからない、空想上の動物のように思えますが、現在のところオットセイやアザラシなど海獣類が泳いでいる姿だとされています。

収蔵施設情報

千歳埋蔵文化財センター展示室

住 所  北海道千歳市長都42-1
電 話  0123-24-4210
開室日  月曜日から金曜日・毎月第2日曜日
見学時間 午前9時から午後5時
見学料 無料

参考リンク

動物型土製品

北の土偶文化の始まり

参考資料

別冊太陽「縄文の力」P110

Twitterアカウント

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いのっち https://jomondoki.com/jomon-picturebook/inochi/ Sun, 22 Aug 2021 05:41:19 +0000 https://jomondoki.com/?page_id=8080

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愛称:いのっち
名称:猪型土製品
出土地:青森県弘前市 十腰内2遺跡
時期:縄文時代後期
収蔵:弘前市立博物館
大きさ:全長18.0cm  体部長8.0cm 高さ9.7cm、厚さ4.8cm 前脚長2.0cm

概要

イノシシの型をした土製品です。
狩猟採集生活をしていた縄文人にとってイノシシは身近な存在であったのでしょう。
このような猪形のものは北海道から関東の幅広い地域で出土しています。
中でもこのいのっちはサイズも大きく写実性が高いことから、学術的な価値が高いとみなされています。よく見るとあしの先にはひづめがあり、立派なたてがみも表現されています。
図録などでは右向きに撮影されることが多いですが、これは左側面が復元部分だからという理由のようです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: f3e4f451bab7905f2a7d2eb439753eb0-580x121.jpg

収蔵施設情報

弘前市立博物館

〒036-8356 青森県弘前市大字下白銀町1−6 弘前公園内
TEL: 0172-35-0700

参考リンク

弘前市

文化遺産オンライン

参考資料

弘前市立博物館 館蔵品紹介

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