行ってきた | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 縄文ドキドキ会は、ファン目線で土偶や土器をはじめとした縄文時代の魅力を発信するための愛好者団体です。 Tue, 13 Sep 2022 10:26:12 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.10 https://jomondoki.com/wp-content/uploads/2020/02/jomondokidokiFavicon-150x150.png 行ってきた | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 32 32 山梨の土器にドキドキ!特別展【縄文-JOMON-展】内覧会レポート https://jomondoki.com/2022/09/10/9857/ Sat, 10 Sep 2022 06:06:19 +0000 https://jomondoki.com/?p=9857 山梨といえば、巨峰、マスカット、ワイン、信玄餅。そして

車がないと博物館巡りがめっちゃしんどい!

都心からも近く、博物館どうしの距離もそう遠くないはずなのに、公共交通機関だけで行こうとすると1日に1軒程度のペースでしか巡れません。
しかし、そんな悩みを持つ縄文ファンの皆様に朗報です。

2022年、9月10日から山梨県立美術館で開催中の
特別展【縄文-JOMON-展】
では、山梨の縄文遺物の名品の数々が一堂に集う展示会なのです。

最近ではBRUTUSに取り上げられるなど、注目を集めつつある中部高地の縄文遺物たち。
特急あずさで新宿から1時間半、甲府駅からバスで15分と、都心からのアクセスもばっちり。
最近縄文が気になってきた初心者さんにもオススメの展示会となっています。

360度から、土器が土偶が、観れる!撮れる!

この展示会の特徴として、ほぼ全ての展示物が1点づつショーケースに入れられ、360度から観察できること。
しかも撮影、SNS投稿も自由なんです。
(実際の撮影は美術館の指示に従ってください)

上の平遺跡・深鉢型土器(山梨県立考古博物館収蔵)

会場に入るとちょっとした違和感が。全体がうっすらと明るいんです。

ほとんどの展示会ではライトを落として、遺物にスポットライトを当てるような展示がされていますよね。遺物が神秘的に見えますが、カメラで撮影しようと思った時にガラスの反射が映り込んでしまいます。

その点に配慮してか、今回の展示会では撮影のしやすいライティングになっているんです。
SNS時代に対応した、新しい展示方法と言ってもいいんじゃないでしょうか。

渦が迫ってくる・・・!初めてのコラボレーション

会場では縄文の遺物を撮り続けた写真家、小川忠博さんの写真作品も展示されています。
圧巻なのは「土器の展開写真」と土器の同時展示。
展開写真と実物の土器が同時に展示されるのは初めての試みだそうで、土器に見惚れていると背面から迫ってくる渦に、だんだんと飲み込まれてしまいそうな錯覚を覚えます。

桂野遺跡・渦巻文土器(笛吹市教育委員会所蔵)

ちなみにここだけの秘密ですが、展示会図録は実質「小川忠博写真集」となっており、山梨以外の有名縄文遺物の写真も揃っためちゃめちゃお得なコレクションアイテムになっています。これ、後で絶対レアになる。

縄文―JOMON―展 概要

会場:山梨県立美術館・特別展示室
会期:2022年9月10日(土)~11月6日(日)
観覧料:一般 1,000円(840円) 大学生 500円(420円)
※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
※県内65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料

一部、期間限定の展示物もございます。
詳しくは山梨県立美術館のサイトをご覧ください。

おまけ

今回の目玉のひとつである鋳物師屋遺跡の土偶、子宝の女神ラヴィ人体文様付有孔鍔付土器のぴーす

鋳物師屋遺跡・円錐型土偶(子宝の女神ラヴィ)南アルプス市ふるさと文化伝承館収蔵

ラヴィの展示は10月10日まで*なので、レプリカではなくぜひ本物が見たい!と思ったら収蔵先の南アルプス市ふるさと文化伝承館まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。バスと徒歩で25分で着いちゃいます。
*(10/10以降はぴーすの実物が展示。10/10まではレプリカが展示されています)

南アルプス市 ふるさと文化伝承館

【開館時間】
午前9時30分~午後4時30分
【休館日】
毎週木曜日(この日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館)

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石器部活動日誌01「石器に使える石を拾いにいこう!」 https://jomondoki.com/2018/03/30/5113/ Fri, 30 Mar 2018 09:30:14 +0000 http://jomondoki.com/?p=5113

以前結成した「石器部」で石を拾いに行くことになった。

もちろん、ただキレイな石を拾いに行く!とかいう話ではなく、縄文時代の石器に使われていた石を拾いに行くのである。

荒川上流に磨製石斧の材料として好まれた「蛇紋岩」が拾えるということで、私、小林亨(@chiporo52tk)、木彫りのヤス(@yasubeat)、うるし劇場ナミコ(@NamikoKato)の3人で、埼玉県寄居町に足を運んだ。

 

都心から2時間ほどかけて到着した場所は、キャンプ場になっている荒川かわせみ河原である。

 

河原写真

みよ、この宝の山を!

 

今回、見つけたい石としては

  • 蛇紋岩
  • 緑色岩

いずれも石斧の材料として縄文人に好まれたものである。

加えて、打製石器制作用にのハンマーとして使えるチャートなども拾っていきたい。

参考書として「日本の石ころ標本箱」を頼りに河原を探索していく。

(なお、石の判別に関しては完全な素人であるため、記事中の同定の誤りがあった場合はご指摘いただければ幸いである)

 

石の数々

早速、奇妙にキラキラ光る、見慣れない黒い石を発見。

石界の黒ギャル、黒雲母である

黒雲母写真

写真だとキラキラが全然伝わらない

 

緑色岩写真

これは緑色岩・・・(多分)

緑だし。硬いし。

 

蛇紋岩写真

半透明の若草色と混じり合った深い緑。きみは蛇紋岩だろ?きみに会いに来たんだ!

 

大量の流木写真

木彫りのヤス(@yasubeat)がどこかへ行ったまま、全然帰ってこないので、何をしているのかと思ったら大量の流木を拾っていた。

全部持って帰るつもりらしい。

 

詳細不明石の写真1

うーん?頁岩?泥岩?ホルンフェルス?

頁岩やホルンフェルスは石鏃としても使われていた石である。割ると断面が黒いこと以外はよくわからない。

 

詳細不明石の写真2

ロックハンマーで砕いたら、鉄の錆のようなものが含まれる石、これもなんだかよくわからない。

 

本だけ参考にしても「だいたいよく分からない」ということが判明したので、我々は行くと石に詳しくなるといわれる

埼玉県立自然の博物館

へ、向かうこととなった。

 

埼玉県立自然の博物館へ

埼玉県立自然の博物館では2018年6月17日まで

「縄文有用植物展」

http://www.shizen.spec.ed.jp/?page_id=447

が開催されている。

植物展写真

展示では遺跡から発掘された漆製品なども展示されている。

ちなみに、漆作家であるナミコ(@NamikoKato)は「植物展いこう!」とわたしに声をかけられて、それほど石に興味が無いのに今回の石拾いに付き合わされている。

植物展は、丸木舟や漆採取跡が残った樹木など、みる価値のある展示あることはここで強調しておく。

しかし、今回のメインテーマは石である。

石について学ぶ

博物館内写真

石について学ぶ、ヤス(@yasubeat)とナミコ(@NamikoKato)

 

「あれやっぱホルンフェルスだったんじゃないかなあ」

「いや、黒色泥岩では?」

「チャートって放散虫の塊なんだ・・・」

などとニワカ知識で盛り上がる。知ったかぶりは楽しい。

標本箱写真

こちらは同定作業がはかどる河原の石・標本箱。

これ一家に一台、必須なんじゃない!?

どっかに売ってないのかな。

 

長瀞岩畳

博物館の近くには天然記念物「長瀞(ながとろ)岩畳」がある。

岩畳写真1

文字通り、岩(変成岩)が畳のように連なっているスポットで、近辺は「日本地質学発祥の地」とされている。

調査をしたのはナウマンゾウでお馴染みの地質学者・ナウマン博士である。

 

ちなみにナウマンゾウは氷河期の生き物なので縄文時代にはいない。マンモスも。

 

岩畳写真2

岩畳で黄昏れるyasu氏

 

岩畳での石拾いは禁止されているので、すぐ近くの河原へ移動して石拾い再開。

河原夕方

日暮れまで石拾いに興じた。

 

 

蛇灰岩写真

これは蛇灰岩、何に使えるわけでもないが名前と白いスジがかっこいい

 

まとめ

採った石たち

今回の成果

 

なかなか実物にさわる機会も、コレクションとして所持することも難しい「縄文」だが、石はいくらでも触って集めることができる。縄文人と同じ目線で石を眺めれば、新しい世界が広がっていくことだろう。

こういった「縄文」の楽しみ方もあるという紹介できたのではないか、と思う。

 

寄居町の河原では「自然金」やグレー色の「翡翠」もみつかるそうなので、縄文に興味のない方も、石に注目してみてはいかがだろうか。

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山梨県北杜市に縄文人現る?竪穴式住居の建築現場を見学してきた https://jomondoki.com/2018/02/01/4885/ Wed, 31 Jan 2018 23:00:07 +0000 http://jomondoki.com/?p=4885 山梨に縄文人・・・?

山梨県に縄文人が現れた?
そんな噂が我々どぐぽたの元へ届いた。早速事実を確かめるべく、我々と土偶ライター譽田亜紀子氏はあずさ7号で山梨県の北杜市へ向かった・・・!

山梨到着

噂によると、JR韮崎駅から車で20分ほどの場所にある「梅之木遺跡」に縄文人が出現するらしい。果たして本当に現代に縄文人が存在するのだろうか・・・。

南アルプス

雲の切れ目から射す光が神々しいなー(奥に見える山々は南アルプス)

むむっ、遺跡の真ん中に謎の建造物が。あれは一体・・・?

住居遠影

こっこれは・・・?

住居

作りかけの竪穴式住居?
そして、住居の横にいるのはまさか・・・

山梨に縄文人?

うわさの縄文人!?

縄文人の正体は造園業の黒田将行さん

山梨に縄文人?

黒田さんは東京・阿佐ヶ谷で「熊造園」という会社を営んでいる造園業者さん。

北杜市埋蔵文化財センター・佐野隆さんの指導の元、実験考古学の手法で再現竪穴式住居を制作しています。

実験考古学・・・?

実験考古学(じっけんこうこがく)とは、考古資料の機能や用途などを推定するために、実験的方法を用いることを指す。磨製の石斧に柄をつけて実際に木を伐採したり、石器時代と同じような材料や技術を使って住居を復元したり、石鎌を使ってムギを刈り取り収穫具としての効率を調べたりするなど、実験的方法を用いることは、考古学上の有効な手段と考えられている。

Wikipedia・実験考古学のページより

つまり、機械を使わず、石斧や縄作りまで、全て人の手で竪穴式住居を作ってみて、実際に出来るのかどうかを検証しようという試みなのです。
ちなみに、石斧なども現代の道具を使わず、川や海で拾った石を磨いて作ったそうです。

石斧など

石斧などの制作の様子は熊造園のYouTubeチャンネルで見ることができます。

JOMON-TECチャンネル

実験考古学に挑戦

鹿角

せっかくなので我々どぐぽたの縄文おじさん達も実験考古学を体験してみます。

まずは穴掘り

穴掘りには打製石斧が使われていた・・・というのが定説らしいのですが、梅之木遺跡の土地は石が多く、石で作った道具では一発で欠けてしまって、仕事にならないとのこと。
代用品として白羽の矢が立ったのは、硬さと柔軟性を備えた鹿角。
でもこれ、どう見てもスコップ的な形してないんですが?

鹿角で掘り

掘れる。掘れるには掘れるけど、土を掻き出す機能がないので心の虚無が拭えない。
現代文明に穢れた僕らは「この作業、時給いくらになるんだろう・・・?」などと考えてしまう。
でも黒田さん、この鹿角で仲間と一緒に住居の竪穴を掘ったらしい。リスペクトしかない。

縄文人といえば磨製石斧!

黒田さんのアドバイスの元、石斧で木の伐採に挑戦します。加曽利貝塚で乾いた木を切ったことはあるけど、生木は初めて。

石斧アドバイス

デザイナーのyasuさんが挑戦。「腰が入ってねーぞ!」とおじさんたちからヤジが飛んでおります。

やすさん石斧挑戦

続いて譽田さん

譽田さん石斧

おっかなびっくり

譽田さん石斧2

住居完成は2018年3月予定

梅之木遺跡からは約180軒の住居跡がみつかっており、その中の一つの住居跡に、作成中の竪穴式住居が建てられています。
縄文遺跡に建っている復元竪穴式住居は全て推定復元であり、遺跡には穴が残っているだけでその全貌は分かっていません。
一般的には竪穴式住居は茅葺のイメージがありますが、中世のタタラ場の住居を参考にしたらしく、縄文の住居が茅葺であったとは考えにくいそうです。
岩手県・御所野遺跡に土葺きの竪穴式住居が作られてからは、土葺きがスタンダードと考えられるようになってきたとのこと。

梅之木の住居はカナダ先住民族の竪穴式住居を参考にしているそうです。

住居の完成は3月、梅乃木遺跡公園の公開は2018年の予定です。

住居の屋根にのぼる

梅之木遺跡アクセス

山梨県北杜市明野町浅尾字梅之木

JR韮崎駅から車で約20分、穴山駅からは車で約15分。

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縄文ブームは本当に来ているのか?デザフェスにおける縄文事情 https://jomondoki.com/2017/06/07/4276/ Tue, 06 Jun 2017 23:00:26 +0000 http://jomondoki.com/?p=4276 小林千幌あらため、小林亨(とおる)です。
最近「ひそかな縄文ブーム」だの「土偶女子ブーム」だの言われて取材を受けることもあるんですが、 どうも疑わしいんですよねー。
ワタシの感覚だと、縄文ZINEが人気なだけで、縄文自体が流行っているわけではないと思うんですよ。

あれ・・・ひょっとして、本当はスッゲー流行ってるんだけど、うちらだけ世間に無視されてる!?
まあ、確かにヤミラがいないと、我々、考古学素人非モテ縄文おじさんの集まりですからね・・・。 おしゃれなサイトでもないし・・・。

 

と、卑屈になったところで、気持ちを切り替えて、実際に縄文ブームきてんの? というのを「アジア最大級のアートイベント・デザインフェスタvol.45」で検証してみることにしました。
http://designfesta.com/

なんたって、アジア最大ですから!
ブームが来ているなら、縄文をモチーフにした作家さんがあっちにもこっちにいるはず!

我々は早速、開催地のビックサイトへ向かいました。

ビックサイト

 


 

とにかくたくさんの人・人・人・・・。

デザフェスのサイトによると、出展者が8500人!これだけいりゃあ、縄文もさぞたくさん見つかることでしょう!

ビックサイト天井

未来を切り開く・・・

入場から、数十分後たったものの、縄文、なかなか見つかりません。

と、ここで「磨製石器」の文字が

磨製石器・・・?

磨製石器といえば、縄文時代ではポピュラーな道具です。

これは期待できそう・・・!

小林:すいません。これ、黒曜石ですかね?ストーンナイフ

輝石工房・北林さん(以下北林氏):いえ、これはセキエイという石で作っています。

小林:刃物としての実用性はあるんでしょうか・・・?

北林氏:これは守り刀といって、実用性はありませんが、未来を!切り開く!象徴として!身につけていただくものです。(胸の前をななめに切りつけるポーズをとる北林氏)

小林:未来・・・ですか。

北林さんの目下の悩みは粗悪品を作るコピー作家が増えたことだそうです。作家としての認知度が上がるとコピー作家が増えるのは、どの手作り作家も悩ましいところかと思います。
お守りのストーンナイフがご入用の方は是非、本家の輝石工房さんでお求めください。

輝石工房

seireiseki-no-hakoniwa.amebaownd.com

縄文度★☆☆☆☆
スピリチュアル度★★★★★

ハンター兼作家さん?

鹿の骨?

輝石工房のブースを後にして、しばらく歩き回っていると、見事にカービングされた鹿の頭骨が見えてきました。骨ジャンルはデザフェスでは割とポピュラーですが、ゴスっぽい雰囲気はなく、可愛らしい印象の作品がならんでいます。これはちょっと気になる・・・。

小林:すみません、お話、聞かせていただけますか。

deer bone "hai"岡本さん(以下岡本さん):はい、わたしはあのう、ハンターをやってまして

小林:ハンター!

岡本さん:自分で山へ行って鹿のお肉を獲ってます。

小林:わたし、鹿肉、大好物です。

岡本さん:で、お肉は当然、大切にいただくんですが、骨を捨てるのが勿体ないなって。
それで、骨を使ったアクセサリーを作っているんです。

岡本さんの鹿骨ブローチたいへん可愛らしいです。

岡本さんの鹿骨ブローチたいへん可愛らしいです。

小林:わたしらは縄文時代をテーマにしたホームページをやってまして、骨角器というの、ご存知ですか、骨や角で釣り針なんかを作っていたんですが。

岡本さん:詳しくはないですが、すっごく興味あります。そういえば、わたし「角偶」つくっている人、知り合いですよ。

小林:え・・・ひょっとして三重でカフェやってる方ですか?

岡本さん:そう!その人!

小林:直接知り合いという訳じゃないんですが、前からチェックしてたんですよ。すごい・・・世間が狭い。

いわゆる「狩猟女子」の岡本さん。骨まで無駄にしたくないという精神は縄文人の心そのものだと感じました。

deer bone "hai"

http://hai-shika.com/

縄文度★★★☆☆
かわいらしさ★★★★★
ご本人の縄文度★★★★★

とにかく広い会場

その後しばらく歩き回ったものの、縄文は見つからず。

デザフェス出展作品の傾向としては

  • 動物・生き物モチーフ
  • ゴス
  • 美少女
  • 日常の生活品モチーフ
  • アイデアグッズ

が多い様に見受けられました。
もうそろそろしんどくなってきたので、知り合いのとこ行くか・・・。

ろまんと縄文

松本さん縄文グッズ

という訳で、ろまん研究所、松本ジュンイチローさんのブースへ来ました。
松本さんは昨年、黒ひげ危機一髪を土偶に改造した「土偶危機一髪!」で話題になった方です。

小林:どうもどうも、お疲れ様です。

松本さん:あーどうも。おつかれさまです。

同じブースにいた女性:お二人はどういったお知り合いなんですか?

小林:土偶仲間です。

松本さん:え・・・仲間・・・なんですか?

小林:え・・・?違うんですか

松本さん:仲間というのはちょっと・・・。

小林:えっ、あ、なんかすいません。

一緒に展示したり、石器作って鹿肉食べたりしたじゃない・・・。
まだ、心を開いてもらえてなかったんですね・・・。

小林:売れ行き、どうですか

松本:土器ブローチがたくさん出てますね。なんか買ってくださいよ。

小林:じゃあ、水煙土器ブローチ、もらおうかな

松本さんブローチ

小林:ほかに縄文の出展者いました?

松本:いや、見てないっすね・・・。あ、土偶手ぬぐい作っている人、いましたよ。

小林:ウン・・・知ってる・・・。知り合いだから。

ろまん研究所

http://romanlog.info/

縄文度★★★★★
ギリジン度★★★★★

松本さんは只今、ゆるがしこい節約メディア 「ゆるぢえさん」にて「縄文ハック」シリーズを連載中です。縄文的には要チェックです!
http://yurudie.com/author/matsumoto

わらわら

土偶手ぬぐい

続いては豆猫梅兎の消しゴムハンコ作家、うめちゅさんです。

小林:どもー。

うめちゅ:あーどうもー!

小林:売れ行き、どうですか土偶のほう

うめちゅ:まあ、ぼちぼちかなー、そういえば、さっき松本さんと会いましたよ

小林:ええ、さっきブース行ってきました

うめちゅさんの土偶ハンコ

うめちゅさんの土偶ハンコ

小林:他に縄文やってる人、いました?

うめちゅ:松本さん以外でだよね?うーん見なかったなー。
そもそも縄文だけで出展しても売れないんじゃないの?

小林:そういうもんですかねえ。

うめちゅ:博フェスならいいのかもしれないけど、デザフェスは動物ださないとだめよ。

小林:動物かー、確かに多かったです。

うめちゅ:今年はキツネが流行ってるわね。

小林:その年のブームとかあるんですかね、やっぱり。

うめちゅ:多少はあると思うなあ。とにかく、縄文だけじゃダメ

小林:やっぱ縄文ってマイノリティなんですね・・・。

豆猫梅兎・うめちゅ

http://mamma.jugem.cc/

ブースの縄文割合★☆☆☆☆
土偶てぬぐいの可愛さ★★★★★

うめちゅさんのグッズはminneでお買い求めいただけます
https://minne.com/@umetyu3

結論

4件しか紹介(内、身内2件)できませんでしたが、実際相当歩き回りました。

それでもほとんど縄文テーマの作家がいないということは

縄文ブームそれほどでもなくね?」

いやーよかった。うちらだけ無視されてるんじゃなかった・・・ん・・・dあ・・・。
無論、デザフェスにおいては、の話ですが。

しかし我々がチェックしきれなかったところで

ハート形土偶絵葉書があったり

縄文とは直接関係ありませんが、縄文人のDNAをうけついだ狩猟採取民族「セルクナム族」のフィギュアがあったりしたようです。

ブームとまでは行かないまでも、認知度は我々が活動を始めた5年前よりだいぶ上がったような気がしますね。

本物の縄文ブーム、いつか来るんでしょうか。

現場からは以上です。 

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東京町田・縄文アートフェスに行ってきた! https://jomondoki.com/2015/03/05/1747/ Thu, 05 Mar 2015 11:49:53 +0000 http://jomondoki.com/?p=1747 2月28日に町田で行なわれた、縄文アートフェスに行ってきました。

この日は岡山在住の縄文アーティスト、猪風来さんによる縄文土器や土偶の野焼きが行なわれ、考古学者で縄文研究の第一人者・小林達雄さんによる講演や、縄文やアイヌ文化をテーマにしたワークショップなどが行なわれました。

お天気の様子が心配されましたが、風もなく絶好の野焼き日和。野焼きの前後にはアイヌ民族の儀式「カムイノミ」が行なわれ、会場となった「ひなた村」は荘厳な雰囲気に包まれました。 DSCN0089

カムイノミを行なう猪風来さん(左から二番目)、村上原野さん、結城幸司さん、平田篤史さん

今回のイベントを企画したのはNPO法人jomonism。
現代作家による縄文アートを展示する〈ARTs of JOMON〉を国内外で行なうなど、世界で縄文文化の認知度を高める活動を行なっている団体です。
先日、表参道で催された〈ARTs of JOMON in TOKYO〉は話題になりました。
代表の小林武人さんは「町田は知られざる縄文王国、今回好評ならまたイベントを行ないたい」と語っていました。

 NPO法人jomonismのWEBサイトはこちら

 

 

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