縄文ニュース | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 縄文ドキドキ会は、ファン目線で土偶や土器をはじめとした縄文時代の魅力を発信するための愛好者団体です。 Wed, 04 Jul 2018 11:28:01 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.10 https://jomondoki.com/wp-content/uploads/2020/02/jomondokidokiFavicon-150x150.png 縄文ニュース | 縄文ドキドキ会 https://jomondoki.com 32 32 加曽利貝塚博物館友の会主催で恒例のイボキサゴ採取。千葉県木更津市で https://jomondoki.com/2018/07/04/5594/ Wed, 04 Jul 2018 11:28:01 +0000 http://jomondoki.com/?p=5594 

千葉県木更津市で、加曽利貝塚博物館友の会主催による毎年恒例のイボキサゴ採集会が行われた。

イボキサゴは加曽利貝塚の貝層に含まれる貝殻のうち、約9割を占めるという小型の巻貝。

大きさは1~1.5cm程度で、出汁として使われたと考えられているが、実際の用途ははっきりとわかっていない。

この日は70名ほど参加者が集まり、網いっぱいにイボキサゴを採取して喜びの声をあげていた。

集めたイボキサゴは加曽利貝塚博物館に寄贈され、年間を通して学習や催事に利用される。

この日はおよそ150キロのイボキサゴが寄贈された。

 

砂に網をすくい入れると面白いほどに採れるイボキサゴ

注)採取場所では、漁業権のある貝類も多く生息しており、特別な許可を取って採取しています。
無断での採取は密漁とされ、漁業権侵害罪にふれる可能性があります。


記事作成:小林亨

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グッズ充実!トーハク「縄文展」7/3より開催 https://jomondoki.com/2018/07/02/5564/ Mon, 02 Jul 2018 10:18:07 +0000 http://jomondoki.com/?p=5564 201873()より、特別展「縄文ー1万年の美の鼓動ー」が東京国立博物館で開催される。

注目の展示内容・・・については、他の報道機関でも紹介されると思うので、jomondoki.comでは特別展で販売されるグッズの数々に注目してみたい。いずれも数量限定なので、売り切れ必須のアイテムたちだ。

まずは以前、本サイトでも紹介した京東都さんによる刺繍クッション。

国宝展で販売された「遮光器」「みみずく」「ビーナス」に加え、今回は「火焔型土器」「いのっち」「仮面の女神」「中空土偶」など、新作が追加された。

ほかにもおなじみの刺繍ワッペンやポーチ、カップスリーブなども販売される。

こちらも以前紹介したsacsacさんのクッキー型。国宝シリーズなどに加え、南アルプス市の人形装飾付有孔鍔付土器や、耳飾り、顔面把手など、マニアも納得のラインナップ。全16種類。

山梨県南アルプス市からはどぐキャラ「子宝の女神・ラヴィ」のぬいぐるみ。本サイトが過去に企画した”どぐキャラ総選挙”での優勝経歴もしっかりタグに書かれている。

注目はあめ細工吉原による、遮光器土偶の飴。クオリティが高すぎて、舐めるのに若干の勇気が必要になりそうだ。フレーバーは全部で4種類。

しっかりと「光を遮断してくれる」遮光器アイマスク。

ほか、全部は紹介しきれないが、Tシャツ、マスキングテープ、ブローチ、野帳、てぬぐい、トートバッグなど、グッズだけ見ていても時間が足りなくなるほどの充実ぶりだ。お目当てのグッズがある人は早めに訪れたほうがよいだろう。

特別展「縄文ー1万年の美の鼓動ー」は東京国立博物館・平成館にて、201873()から92日まで開催。

チケット情報や開館時間など、詳しくは縄文展の特設サイトや、公式twitterアカウントを御覧ください。

縄文展・特設サイト
http://jomon-kodo.jp/

公式twitter
https://twitter.com/jomon_kodo

縄文展グッズギャラリー


記事作成:小林亨

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竪穴式住居の土下ろし。山梨県・梅之木遺跡で https://jomondoki.com/2018/06/17/5521/ Sun, 17 Jun 2018 11:29:13 +0000 http://jomondoki.com/?p=5521 山梨県北杜市にある梅之木遺跡で、竪穴式住居の”土下ろし”が初めて行われた。

これまでの再現竪穴式住居は茅葺きが主流だったが、茅葺きであった根拠は乏しく、静岡県の登呂遺跡で茅葺きの竪穴式住居が作られてからは、前例に習う形で作られてきた。

しかし近年の発掘研究の成果により、竪穴式住居は土葺きである可能性が大きいことが解ってきた。岩手県の御所野遺跡をはじめ、土葺きの再現住居を作る流れが出来つつある。

民俗事例などから、土をかぶせるのは冬越しのためであると考えられており、夏季は逆に湿気がたまってしまうため、土が下ろされる。

土下ろしに参加したのは地元住民を中心に約15名ほど。住居制作にも用いられた手作りの打製石斧や作業用具なども使い、真夏日のなか作業が進められた。

 

梅之木遺跡は2018年の今年に史跡公園としてオープンしたばかり。

遺跡に隣接している「ガイダンス館」では、発掘された文化財の一部や、再現竪穴式住居の制作過程を見ることができる。

作業後は土の下に眠っていた樹皮葺きの屋根があらわれ、作業に参加した人々も達成感を口に出した。

下ろした土は冬越しを想定し、11月に再び被せられる予定。

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記事作成:小林亨
 

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コンフィデンスマンJPに縄文。劇中に「レキシ」や「洒ポーチ」らしきものも https://jomondoki.com/2018/05/16/5454/ Wed, 16 May 2018 10:30:26 +0000 http://jomondoki.com/?p=5454 女優の長澤まさみさん主演のドラマ「コンフィデンスマンJP」に縄文の遺物が登場した。

ストーリーは巨悪を詐欺によって倒すという、ポール・ニューマン主演の名作映画「スティング」や、70年台スパイアクションドラマ「スパイ大作戦」を彷彿とさせる設定となっている。
第6話は「古代遺跡編」
内村光良さん演ずる悪徳コンサルタント・斑井(まだらい)は、自説に取り憑かれた在野の考古学者を父親に持つ人物。”コンフィデンスマン”たちの詐欺の手法として考古学が利用された。

作中には火焔型土器が登場。土器を捏造するシーンでは、縄文ファンにすっかりお馴染みになったレキシの「狩りから稲作へ」が流れ、土器を作りながら長澤さんがアフロのカツラを被る描写があった。

後半の長澤さんの変装シーンで、WEBデザイナーで造形作家の松本ジュンイチローさん(@matsumosan_san)作の遮光器土偶形お洒落ポーチ「洒ポーチ土偶」に似たポーチを身につけているシーンが見られたが、松本さん自身は全く関与していないという。

酒ポーチ土偶2

コンフィデンスマンJP・第6話は5/21/19:59まで、フジテレビ系動画配信サービス「FOD」で視聴可能だ。

松本さん作の縄文モチーフ作品を集めた記事は下記リンクから
http://romanlog.info/?p=2961

松本さんWEBサイト「ろまん快道」
http://romanlog.info/

 

コンフィデンスマンJP・WEBサイト
http://www.fujitv.co.jp/confidenceman_jp/

「FOD」コンフィデンスマンJP・第6話
http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4f07/4f07810006/

画像提供:@matsumosan_san
記事作成:小林亨

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特捜9の縄文描写に縄文ファンがざわつく https://jomondoki.com/2018/04/13/5192/ Fri, 13 Apr 2018 11:00:41 +0000 http://jomondoki.com/?p=5192 テレビ朝日系列で新ドラマ「特捜9」が放映された。第1話は「1万年前縄文土器殺人事件」
”特捜9”は人気刑事ドラマシリーズ警視庁捜査一課9の続編。

twitter上では、ハート形土偶が登場するという事前情報から
「1万年前だと縄文早期だけど、ハート形土偶は後期じゃないの」
「ハート形土偶は1万年前じゃないとツッコむのは野暮なんだろうか」
などと盛り上がっていた。

劇中には明治大学博物館が登場し、篠山貝塚の羽状縄文系土器がクローズアップされた。篠山貝塚は栃木県にある縄文前期(約7,000 – 5,500年前)の貝塚。

縄文時代のことはよくわかっていないことが多く、どのような社会を築いていたかや、土偶の存在理由などは、断定することはできない。
話の分かりやすさを優先してか、ドラマ内では「縄文時代に争いごとは無かった」「ハート形土偶は生命の誕生の喜びを表している」など、断定的な言い方をし、見ていた縄文ファンの心をざわつかせた。

ストーリーの核心に触れてしまうので詳細は伏せるが、考古学者がポジティブとは言えないステロタイプなイメージで描かれていたり、縄文の研究者の部屋に土偶と埴輪がならんでいるなど、考古学に対する描写は不満の残る部分もあったようだ。

それらはさておき、視聴率も16%と好評で、サスペンスとしての見応えは充分。
特捜9の第1話は4/18の19:00までテレ朝動画にて視聴可能。
下記のリンクから閲覧できるので、気になった方は見てみると良いだろう。http://www.tv-asahi.co.jp/douga/tokusou9_cu/2438/?official=1

テレビ朝日・特捜9特設ページ
http://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9/

 

記事作成:小林亨
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ストレッチ土偶を3D化。福島県じょーもぴあ宮畑の試み https://jomondoki.com/2018/04/12/5176/ Thu, 12 Apr 2018 11:00:50 +0000 http://jomondoki.com/?p=5176 縄文ブーム、という噂もあるが、少なくとも今年は”縄文“に注目が集まることは間違いないだろう。

福島県福島市の縄文体験学習施設“じょーもぴあ宮畑”が、7月開催のトーハク縄文展にも出品される「ストレッチ土偶」を実験的に3Dモデルとして公開している。

作成した担当職員によると
「遠くて見に来られない方にもせめて3Dで楽しんでいただきたいと思って制作しました。今年の夏は東博で展示されるので、その事前学習としてもご活用いただければと思います。」
と語っている。

3Dモデルは下記のサイトから閲覧できる。

https://sketchfab.com/models/b6da2188945d47b3b739c5d19f9fff40

 

3Dモデルの作成方法は、展示ケース越しに全方位から写真撮影し、Photoscanというソフトを使って合成されている。

「これからも収蔵品や福島市内の資料を立体化して提供していければと思っていますが、まだソフトを使いこなせていないので、底抜けになってしまうのが悩みです。」(担当職員)

元々は「しゃがむ土偶」という愛称だったが、土偶ライター・譽田亜紀子さんの執筆本「にっぽん全国土偶手帖」で"ストレッチ土偶"と紹介されてから、その愛称でも親しまれている。
腕組みし、片腕をストレッチしているような姿は、妊婦が出産時にいきむ姿を現している、という説もある。

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書籍などでは遺物が一方向からしか見えない、というのは縄文ファンの悩みの一つ。3D化はファンにとって嬉しい試みだ。
ゲーム感覚で遺物に触れられることで、ファン拡大にも貢献することになるだろう。
じょーもぴあ宮畑の更なる取り組みに期待していきたい。

 

じょーもぴあ宮畑へのアクセス・お問い合わせについては下記リンクからご確認ください。

http://www.f-shinkoukousha.or.jp/jyomopia/index.html

 

記事作成:小林亨

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縄文展の前売りグッズが話題に。7月開催のトーハク特別展で https://jomondoki.com/2018/04/08/5141/ Sun, 08 Apr 2018 04:13:54 +0000 http://jomondoki.com/?p=5141 2018年7月3日から東京国立博物館で開催される、特別展「縄文―1万年の美の鼓動」の前売りグッズが話題になっています。

予約限定グッズは

  1. 土偶ペンライト
  2. 発掘現場必携アイテムセット(土偶イラストの軍手と保冷剤)
  3. 土偶パペットタオル

の3種類。3つのうち、パペットタオルはセブンチケットでの予約限定です。

詳しいチケット情報は下記のリンクから
http://jomon-kodo.jp/ticket.html

ペンライトは展示会場での使用は不可。縄文ファンの間では

「このペンライトで何を応援すればいいのか」

「どのイベントに持ち込めば違和感なく使えるのか」

など、使用方法に関して頭を悩ませているようです。

縄文好きで有名なタレントの藤岡みなみさんも、自身のtwitterで「ペンライト考えた人と友達になりたい」と語るなど、グッズの評判は上々。縄文ブーム牽引に一役買いそうです。

記事作成:小林亨

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