人体文様付有孔鍔付土器(ぴーす)

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プロフィール

愛称:ぴーす
出土地:山梨県南アルプス市 鋳物師屋遺跡
時期:縄文時代中期・紀元前3000〜2000年
収蔵:南アルプス市ふるさと文化伝承館
大きさ:高さ54.8cm

概要

口縁部に並んだ穴と、ぐるりとつば状につけられた隆帯から、有孔鍔付土器と呼ばれる形式の土器です。重要文化財に指定されているこの土器の大きな特徴は、片手を上げた土偶のような装飾。
ユーモラスな笑顔のようにも見え、ファンの多い人気の土器です。

有孔鍔付土器の使用目的についてはまだわかっていませんが、食料を貯蔵した、酒造に使った、動物の皮を張って太鼓のように使った、という説があります。
表面にこのようにはっきりと全身の姿が描かれたものは大変めずらしく、これまでに数々の海外の展覧会でも紹介され、縄文時代を代表する土器とされています。

収蔵施設情報

南アルプス市ふるさと文化伝承館
〒400-0205 南アルプス市野牛島2727‐1
TEL:055-282-7408
FAX:055-285-7113
https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/shisetsu/bunkazai-densyokan/

参考リンク

ミュージアム甲斐ネットワーク 南アルプス市ふるさと文化伝承館 鋳物師屋遺跡出土「人体文様付有孔鍔付土器」

参考資料

特別展 縄文 ―1万年の美の鼓動 図録 p269